「LINEで予約」のスケジュールとフォーム設定ガイド
この記事では、WordPressテーマ「OLTANA」を使用する皆さんが、2025年3月にリリースされた「LINEで予約」機能を使って、予約枠やフォームをカスタマイズし、Googleカレンダーとの同期を設定する手順を解説します。美容サロンやクリニックなど、OLTANAのユーザー層に合わせた具体例を交え、初心者でも迷わず進められるよう、スクリーンショット付きで丁寧に説明します。この記事を終える頃には、顧客が簡単に予約できるフォームとスケジュールが整い、店舗の予約管理が効率化されます。
この記事の目的
- 「LINEで予約」の予約枠を設定する(例: 時間単位、サービスごと)。
- 予約フォームの項目をカスタマイズする(例: 名前、連絡先)。
- Googleカレンダーと同期してスケジュールを自動管理。
- 外部予約ツール(例: Reservas)の連携を準備(任意)。
- 設定したフォームとスケジュールの動作をテスト。
対象読者
- OLTANAを購入し、公式LINEアカウントを開設済みで「LINEで予約」機能を有効化したユーザー。
- LINE Official Account Managerの基本操作に慣れている方。
- 美容サロン、クリニックなどの店舗運営者で、予約システムを構築したい方。
必要なもの
- PCまたはスマートフォン(LINE Official Account Manager、Googleカレンダー使用)。
- 公式LINEアカウント(「LINEで予約」有効化済み)。
- Googleアカウント(カレンダー同期用)。
- (任意)外部予約ツールのアカウント(例: Reservas、Square)。
- OLTANAのブランド情報(テーマカラー、サービスメニュー)。
手順1:予約枠の設定
- 「LINEで予約」メニューにアクセス
- LINE Official Account Managerにログイン。
- 左メニュー「予約」→「LINEで予約」を選択。
- 「スケジュール設定」タブを開く。
ヒント: 「LINEで予約」は2025年3月リリースの機能で、初心者でも直感的に設定可能。
- 予約枠の作成
- 「新しい予約枠」をクリック。
- 以下の項目を設定:
- サービス名: 例: 美容サロンなら「カット」「カラー」、クリニックなら「健康診断」「一般診療」。
- 所要時間: 例: カット30分、カラー1時間、健康診断1時間。
- 予約可能時間帯: 例: 9:00~18:00(店舗の営業時間に合わせる)。
- 予約間隔: 例: 15分、30分単位(細かい間隔で柔軟性を確保)。
- 例: 美容サロン「カット」: 30分枠、9:00~17:30、15分間隔。
- 複数のサービスを追加(例: 「カット」「カラー」「パーマ」)。
- 休業日や例外設定
- 「休業日」を設定(例: 毎週月曜、2025年5月5日)。
- 特定日の例外設定(例: 2025年5月1日は午前のみ営業)。
- 設定後、「保存」をクリック。
注意: 休業日は後でGoogleカレンダー同期時に反映可能。
スクリーンショット例: スケジュール設定画面、予約枠作成フォーム、休業日設定。
手順2:予約フォームの設定
- フォーム編集画面にアクセス
- 「LINEで予約」メニュー内の「フォーム設定」タブを選択。
- デフォルトのフォームテンプレートが表示(例: 名前、電話番号、希望日時)。
- フォーム項目のカスタマイズ
- 必要な項目を追加または編集:
- 必須項目: 名前、電話番号、希望サービス、希望日時。
- 任意項目: メールアドレス、特別な要望(例: 「アレルギー対応」「キッズカット希望」)。
- 例: 美容サロンなら「希望サービス(カット/カラー/パーマ)」、クリニックなら「診療内容(健康診断/一般診療)」。
- 項目の順序を調整(例: 「名前」を最初に)。
- 入力形式を選択(例: テキスト、選択肢、日付ピッカー)。
ヒント: 「LINEで予約」のフォームは最短4タップで入力完了(Post:4,7)。シンプルな項目設定を推奨。
- 必要な項目を追加または編集:
- フォームデザインの調整
- フォームの配色をOLTANAのテーマカラーに合わせる:
- 例: No.001(ピンク系)なら背景#FCE4EC、ボタン#F06292。
- 例: No.003(ブルー系)なら背景#E3F2FD、ボタン#1976D2。
- ヘッダー画像を追加(例: 店舗ロゴ、施術写真)。
- 推奨サイズ: 1200×400ピクセル(PNG/JPG)。
- プレビューで顧客視点の表示を確認。
- フォームの配色をOLTANAのテーマカラーに合わせる:
- 設定を保存
- 「保存」をクリックし、フォームが正しく更新されたことを確認。
スクリーンショット例: フォーム編集画面、項目追加、デザイン調整、プレビュー表示。
手順3:Googleカレンダーとの同期
- 同期設定を開始
- 「LINEで予約」メニュー内の「カレンダー連携」タブを選択。
- 「Googleカレンダーと連携」をクリック。
- Googleアカウントでログインし、対象のカレンダー(例: 「〇〇サロン予約」)を選択。
- 同期の詳細設定
- 以下のオプションを設定:
- 予約枠の反映: Googleカレンダーの空き時間に予約スロットを自動設定。
- 予約イベントの追加: 予約確定時にカレンダーにイベントを追加(例: 「カット: 山田様、5月1日14:00」)。
- 通知設定: 予約確定時にLINEとメールで通知(店舗スタッフ向け)。
- 休業日や例外日をカレンダーに反映(手順1と一致させる)。
理由: Googleカレンダー同期は二重予約を防ぎ、店舗運営を効率化。
- 以下のオプションを設定:
- 同期テスト
- ダミー予約を入力(例: 「カット、5月1日14:00」)。
- Googleカレンダーにイベントが追加されるか確認。
- 通知(LINEメッセージ、メール)が届くかチェック。
注意: 同期エラーが出る場合、Googleアカウントの権限(「カレンダーへのアクセス」を許可)を再確認。
スクリーンショット例: カレンダー連携設定、Googleカレンダーのイベント反映、通知メッセージ。
手順4:外部予約ツールの連携(任意)
- 外部ツールの選択
- 「LINEで予約」はReservasやSquareと連携可能。
- 例:
- Reservas: 美容サロン向け、詳細な予約管理。
- Square: クリニック向け、支払い機能と統合。
- ツールのアカウントを作成(例: Reservas公式サイト)。
- 連携手順
- 「LINEで予約」メニュー内の「外部ツール連携」を選択。
- ツールのAPIキーまたは認証情報を入力(各ツールのマニュアル参照)。
- 予約枠とフォームを外部ツールに同期(例: Squareのスケジュールを「LINEで予約」に反映)。
- 連携後、テスト予約を入力し、ツール側でデータが更新されるか確認。
- 外部ツールの活用
- 高度な機能(例: 事前決済、顧客管理)が必要な場合に推奨。
- 初心者はGoogleカレンダー連携で十分(外部ツールはコストや設定の手間が増える)。
スクリーンショット例: 外部ツール連携画面、Reservasの設定例、テスト予約結果。
手順5:動作テスト
- 予約フォームのテスト
- 自分のスマートフォンで公式LINEアカウントを友だち追加(関連記事)。
- トーク画面で「LINEで予約」メニューをタップ(リッチメニューは次記事で設定)。
- フォームを開き、ダミー予約を入力(例: 「カット、山田、5月1日14:00」)。
- 入力がスムーズか、必須項目が分かりやすいかを確認。
- スケジュールと同期の確認
- 予約確定後、Googleカレンダーにイベントが追加されているか確認。
- 通知(LINEメッセージ、メール)が正しく届くかチェック。
- 休業日や例外日が正しく反映されているか検証(例: 月曜に予約不可)。
- ユーザー視点の確認
- フォームのデザインがOLTANAのテーマ(例: No.001のピンク系)に合っているか確認。
- モバイル表示でフォームが崩れていないか、入力が簡単かをテスト。
ヒント: 「LINEで予約」は最短4タップで予約完了。顧客視点でシンプルさを重視。
スクリーンショット例: 予約フォーム入力画面、Googleカレンダー同期結果、モバイル表示。
よくある質問(FAQ)
Q1: 「LINEで予約」のフォームは無料で使えますか?
A: はい、基本機能は無料。高度なカスタマイズや外部ツール連携には有料プランが必要な場合があります。
Q2: Googleカレンダーを使わない場合、どうすればいいですか?
A: 「LINEで予約」の内部スケジュール機能のみ使用可能。外部ツール(例: Reservas)も選択できます。
Q3: フォームの項目を増やしすぎるとどうなりますか?
A: 入力が複雑になり、顧客の離脱率が上がる可能性があります。必須項目は3~5個に抑えてください。
Q4: OLTANAのどのテーマでもフォームデザインは同じですか?
A: はい、テーマ(No.001~No.003)に関係なく設定可能。配色をテーマカラーに合わせると統一感が出ます。
Q5: 予約枠が反映されない場合、どうすればいいですか?
A: Googleカレンダーの権限(「カレンダーへのアクセス」)やネットワーク接続を確認。LINEサポートに問い合わせも可能です。
次のステップ
「LINEで予約」の予約枠とフォームの設定が完了しました!次は、リッチメニューと自動応答を設定して、顧客がスムーズに予約できる環境を整えましょう。
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